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うつべ町かど博物館歴史講座
「内部八王子線の歴史(昭和前期編)」が開催されました
 



  2024年6月7日(金)~9日(日)の3日間、うつべ町かど博物館にて歴史講座『内部・八王子線の歴史(昭和前期編)』が開催されました。講師はうつべ町かど博物館のスタッフで四日市あすなろう鉄道の運転士でもある上野理志氏。昨年の『明治大正編』に続く講座で、参加者は内部地区のみならず桑名市や鈴鹿市からもあり、3日間で合計30余名の方が聴講しました。

 講座の内容は昭和元年から昭和31年までの内部・八王子線の歴史ではあるものの、過渡期の鉄道により中心市街地がどのように変化したのか、また沿線にはどのような影響が及んだのかなど、多くの地域資料と共に鉄道史を紹介するものでした。  

 講師の上野理志氏が「目で見て楽しんで頂けるよう、できるだけたくさんの写真や資料を用意した」と言われたように、スライドに映し出される写真や地図などの数にも驚かされましたが、国立公文書館所蔵の『鉄道省文書』や国立国会図書館所蔵の『官報』などの貴重な一次資料、そのほか三重県立図書館所蔵の『中日新聞』・『伊勢新聞』なども映し出され、それらの資料による史実の確認、さらには史実の訂正にまで話が及ぶこともありました。

 上野氏は「内部線開業100周年を機に歴史を調べ始めたが、この鉄道にはまだまだ分からない事がたくさんある。これからも研究を続けて次の世代につなげていきたい」と話していました。  

 夏休みには小学生向けの鉄道講座も開催が計画され、大人向けの歴史講座『昭和後期編』は来年度に開催を予定していますのでご期待ください。

 (2024年6月9日 うつべ町かど博物館から情報提供がありました)


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