センリョウ (千両) せんりょう科
マンリョウ (万両)
やぶこうじ科
2010年1月5日
センリョウ
マンリョウ
何れも本州の西南、暖かい地方の照葉樹林の下に生える小低木で、花の無い季節に林下に赤い実を付け、お正月の花飾りとして重宝されています。しかし名前が似ているから、親戚かと思おうと 此れがまったく赤の他人で、センリョウはヤブコウジ科のマンリョウ(万両)に対してのセンリョウ科(千両)で花の構造はまったく違い、遠い親戚にもならないようです。牧野図鑑によると土佐ではマンリョウのことをセンリョウと呼ぶと解説しています、ああ、ややこしい。
一方マンリョウはヤブコウジ科に属しセンリョウの実は茎の頂上、葉の上に十数粒の実を付けるのに対し、マンリョウは葉の下に房になって多数垂れ下がるように付きます。 同じヤブコウジ科の植物に「カラタチバナ」「ヤブコウジ」が有りますが此れを百両、十両と呼ぶ人もいますが普遍的ではないようです。
千両や 古碑の楷書の三千字 奥田 可児
万両の 一粒づつの雨滴かな 永岡 増枝
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