リョウブ (古名ハタツモリ) りょうぶ科 |
2011年8月2日 |
落葉広葉樹林にふつうにある木です。大言海に「古ク令シテ葉を飢餓ニ備エシメタレバ名トス」とあり、リョウブは法令の意味とあります。確かに若芽は山菜料理でテンプラなどにしますから食べる事はできますが、飢饉のときお腹の足しに成ったのでしょうか。
幹は茶褐色で年々古い表皮を落とします。したがって表皮はなめらかで美しいところから皮付きの床柱に使われることも有ります。
また材が緻密で固いところから木炭の材料になります。夏に白い小さな花が固まって咲きます。したがってこの時期、林の中でよく目立ちます。しかし、文人の注意を引くことはあまりなかったのか(歳時記)を繰ってみても「リョウブの花」は見当たりませんでした。
ページトップ
前のページに戻る