オシロイバナ(ゆうげしょう)    おしろいばな科
2011年9月20日

 
南米原産の草花で随分古く日本に入ってきたらしい。草丈も1mを超えるくらい大きくなり、野生化して畑の隅や道端にも生えています。花は黄色や紅、白、斑入り、など色の変化があります。花の構造は、先が5に分かれたがくのように見える緑色の苞と、筒状で先が5に分かれた花弁のようながくがあり、雄蕊は5本で先がくるりと巻いて黄色い葯が一つ付いています。花は夕方に開いて、朝萎みます。それで「ゆうげしょう(夕化粧)」と呼ばれるのでしょう。


 花が終わると、白い種は黒く、また皮はかたくなります、これを割ってみると白い白粉状の胚乳が詰まっています。オシロイバナと呼ばれる所以でしょう。

          白粉の花ぬって見る娘かな       一茶          

           おしろいが咲いて子供が育つ路地    菖蒲 あや


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