ノダフジ (フジ  藤)     まめ科
2009年4月28日


 季節の移り変わりは早いもので、花が散ったと思う間もなくもうフジの花房が風に揺れる季節になりました。采女北山でも紫の花房が揺れています。当地方に自生しているのは、大方はノダフジです、西南日本ではヤマフジが多いそうです。


 ところでノダフジとヤマフジの見分け方ですが蔓の巻き方が違うので見分けられます。右巻きがノダフジで左巻きがヤマフジです。またヤマフジのほうが花房が短いようです。
ところで右巻きと左巻きのも分け方ですが 右手を握って人差し指から親指の先に延びる線の流れが右巻き、左手を握った線の流れが左巻きと覚えておくと便利です。

 ノダは大阪の地名で昔フジの名所でした、芭蕉さんが見たフジは果たしてどちらのフジだったのでしょう。

 
     草臥(くたび)れて宿かる比や藤の花   芭蕉 
                              (貞享5年 芭蕉45歳の句



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