ノアザミ  (野薊)  きく科
2010年6月8日

 日本の野山の至る所で見られます。アザミ属は種類が多くて平凡社の図鑑によると250種に及ぶとありますが、多くは秋に花をつけ、春のアザミは普通にはこの種だけであるとしています。
 種間交配が多く此の地方でもスズカアザミ、ワ タムキアザミ、イナベアザミなどがあります。食用になるものもありモリアザミの根は粕漬けや味噌漬けにして三瓶ゴボウ、菊ゴボウ、ヤマゴボウの名で食卓に上がっています。またノアザミは品種改良をして切り花として出荷されるものもあります

 それはそれとして、高原の草はらに咲くアザミ、なんとなくロマンチックな感じがしませんか随分昔ラヂオ歌謡に「あざみの歌」がありましたが其の歌詞にちょっと引っかかるものがあります。歌詞の1節に「くれないもゆる其の姿」というところがありました、そこで、図鑑を繰ってみたのですが「紅燃ゆる」花はありませんでした。どんな薊だったのでしょう 。



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