モウソウチク (孟宗竹)    いね科
2012年5月16日

 中国原産で1736年鹿児島を経由して日本に入りました。日本で一番太い竹で、太いものでは直径が20cmを超え、高さも12〜13mに達します。春5月に出る筍は柔らかくて太いので食用にする筍は専らこの筍です。少し遅れて出る淡竹の筍はえぐみが少ないので好まれますが商品として店頭に並ぶことは少ないようです。真竹は別名苦竹と言われるように筍に少し苦味があるのでやはり商品としては見かけません。でも食べてみてそんなに苦くはありません。
 また筍は成長が早く一日で120cm伸びたと言います。筍を掘りに来て傍に生えている筍に帽子を被せ翌日思い出して採りに行ったら手が届かなかったという話を聞いたことがあります。そんなに早く伸びるものでしょうか、まあ夏には10mまで伸びるのですから成長が早いのはわかるのですが。
 竹の稈は固くて弾力性に富み細工し易いので昔から建築材料や日用品の細工物に沢山使われました。七福神の内の恵比寿さんが釣りの竹竿を担いでいますから随分昔から竹はいろんなものに使われていたのですね。竹は私たちの生活に欠かすことのできない存在であったと思います。  それが、ここにきて里山の厄介者になっています。問題は竹の繁殖力の旺盛さにあります。竹は一年で伸び切り10mを超す高さになりますから竹より低い木は竹に圧倒されて枯れてしまい里山全体が竹藪に覆われることになります。ちゃんと手入れをすればよいのですがその人手がありません。困ったでは済まされません、どうしたらよいのでしょう。

 牧野図鑑に拠れば日本名「孟宗竹」は冬に母の為に筍を掘り採った孝行な子どもの孟宗にちなんでなずけられたものだそうです。
 


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