モクレン もくれんげ、しもくれん(magnolia liliflora) もくれん科
2012年4月17日
昨年、丁度この季節にハクモクレンを紹介しました。ハクモクレンとモクレンは同じ種類で色違いぐらいに思っていましたが学名を見ると別の種類でした。咲く時期はほぼ同じです。
中国原産で鑑賞用として庭園や公園に植えられています。花が大きいのでよく目立ちます。ハクモクレンは高木になりますがモクレン、トウモクレンは低木で叢生します。花は古い形を残していて花弁は6枚でシモクレンと呼ばれるように花弁の外側は紅紫色、内側は淡い紫色でかすかに芳香が有ります、花柱に多数の雄蕊と雌蕊がつきます、花柱の下の方に雄蕊が、先の方に雌蕊がついています。この形はモクレン科の花の特徴でもあり、雄蕊が先に花粉を飛ばしのちに雌蕊が成熟します、自家受粉を避けるためでしょう。 牧野図鑑によると漢名は辛夷,木筆、とあり山野に自生しているコブシに「辛夷」を使うのは誤りとあります。
ページトップ
前のページに戻る