カラスノエンドウ (やはずえんどう)  まめ科  
2010年4月27日

 少し暖かくなったせいか道端や畑の周りにカラスノエンドウが茂りだしました。草丈は50〜60cmになり節ごとに2〜3個の淡紅色の花を付けます。

 子供たちの「ままごと遊び」の材料は、春はカラスノエンドウ、秋は犬たでの花(赤まんま)と相場が決まっていましたが、近頃、子どもの「ままごと遊び」を見掛けなくなった、子どもとの距離が遠くなったのか、子どもが「ままごと遊び」をしなくなったかどちらでしょう。そういえば、学校の帰りに「ぴーぴー豆」と言ってカラスノエンドウの鞘をならしたものですが此れも近頃聞かないような気がします。 子どもと自然との関わりが希薄になっているのでしょうか。

 カラスノエンドウに良く似た草にスズメノエンドウがあります、カラスノエンドウよりすべてに小ぶりで種は鞘の中に概ね2個入っています、カラスノエンドウより小さいから「スズメ」と呼ばれるのだそうです、もうひとつよく似た草があり「カスマグサ」と呼ばれています、大きさがカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間くらいなのでカラスとスズメの間でカスマ草と呼ばれるそうです、此の3種類は良く似たところに生えていますから探して比べると面白いと思います、因みにカスマ草の種子は3〜4個でカラスノエンドウの種子は10〜12個くらいです。



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