ハコベ (はこべら、あさしらげ) 繁縷(はこべ) なでしこ科 |
2010年3月8日 |
春の七草には「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、」の中「はこべら」として名が挙がっていますが牧野図鑑ではハコベとなっています。もう少し細かく見ると、ミドリハコベ、コハコベに分かれますが両者は混じって生えていることもあるのでよく見ないとどちらか判らないことがあります。
しかし学名はミドリハコベ=Stellaria –neglectaで、コハコベ=Stellaria-mediaとありますのでやはり種が違う訳です。
見分け方はコハコベ=葉は小さく濃緑色、長さ、0.5~1cm、おしべ3~5本、ミドリハコベ=葉は大きく明るい緑色、長さ1~3cm、おしべ8~10本、茎はコハコベは普通紫がかっています。
花弁は5枚ですが深く切れ込んでいるので10枚あると思う人もいます。小さな花ですから調べるときはルーペが有るとよく見えます。
身近な草なので方言も沢山あり、アサシラゲ=朝開けの転訛、オバコ、コンペートウグサ、スズメグサ、タイショウグサ、ケンケングサ、トリグサ、(鳥のエサにする)、ニワトリグサ、ピーピーグサ(意味不明)ヒヨッコグサ。など沢山あります。
ナデシコ科の仲間は随分多くて世界では約70属1750種、ハコベ属だけでも世界に約120種日本に約18種あります。
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