ゴヨウアケビ (あけびかずら)あけ実 木通 あけび科
2012年4月27日
前に同じ仲間のミツバアケビを紹介しました、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビ、ムベの4種がありゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの雑種だとの事です。雑木林にふつうに見られますが、藤などと林のマント群落の構成員になっています。
アケビの名は熟すと実が開くところから(あく実)が転訛したとの事です。白い柔らかな果肉はほのかな甘みがって食べておいしいのですがあ、黒い堅い種がいっぱい詰まっていていつも「この種が無かったら」と思います。でも山の小鳥やお猿にとっては何よりのご馳走でしょう。
前回に生態や利用方法に触れたので今回は食べることに専念しましょう。
春、まだ若葉の伸びきらないなるべく太い若芽の食べ方を紹介します。
○ さっと茹でてあく抜きしてから、3倍酢、軽く油いためにして味噌、または醤油で味付けしても
おいしい、春の味がします。
○ 若芽のおひたし
あくが強いのでよくアク抜きをしてクルミ、ピーナッツ、ゴマ和えにします。
○ 若芽の汁、味噌汁、すまし汁 いずれも沢山入れると苦味がでます。
秋 熟した実はお猿や小鳥との争奪戦になります。彼らは一日中見張っていますから、よほど素早くしないと獲られてしまいます。
○ テンプラ、唐揚げには皮だけを使います。生醤油,または塩で食べます、苦味がありますが
お酒のつまみに乙なものです。
○ ひき肉の詰め揚げ
中身を出した皮にひき肉、玉ネギ、調味料、香辛料、ハーブを詰めて油で揚げます。中身が
出ないようにカンピョウ、又は糸で縛ります。お好みのソースをかけてもよい。
○ 味噌の詰め焼き
味噌に砂糖、メリケン粉、調味料を加えてよく練り皮に詰めてカンピョウで縛り、フライパンで
焼きます。
○ 茹でて水に晒した皮をコンニャク、油揚げ、肉、大根、ニンジン、などと煮つける。
○ 何れも皮のほろにがさを楽しむので、あく抜きに注意しないと苦味が強かったり気が抜けたり
します。
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