ドクダミ  (ジュウヤク)    どくだみ科
2010年6月17日

 何処にでも見られる草で、日陰と湿地を好みます藪陰などに群生しています。花には花被がなく雌しべ1、雄しべ3からなり多数集まって穂のようになり穂の下に4枚の総苞片があるので一つの花の様に見えます。

 此の草は独特の匂いを出しますが、人によって良いにおいと、いやなにおいと感じ方が違います。  昔から民間薬として使われ、ジュウヤクの名も(十薬)10種類の効能があるとのところからその様に呼ばれ、ドクダミ は(毒痛み)の意味だろうといわれています。  昔は何処の家でもドクダミ を軒先につるして陰干しにしてありました。よく効くので「イシャコロシ」と呼んでいる地方もあります。

    十薬の雨にうたれているばかり   久保田 万太郎




ページトップ

前のページに戻る