アオツヅラフジ、 ツタノハカズラ つづらふじ科 |
2009年10月23日 |
林縁に生える木本の蔓植物で、マント群落の一員です。雌雄異株で夏に黄白色の目立たない花がかたまって咲きます。葉はほぼ三角で先が丸い、実は熟すと白い粉を吹いたような黒い6mmくらいの玉がかたまって、花のときより実のほうが目立ちます。
「牧野図鑑」によるとこの木から「シノメニン」と言う薬品を作るとあります。シニメニンはアルカロイドの一種で鎮痛・血圧低下作用があり、アオツヅラフジの根は神経痛やリュウマチの漢方薬として用いられたようです。
蔓は夏は緑色ですが秋、葉が落ちると黒くなります。この蔓で編んだ籠を葛籠(つづら)と呼ぶところからこんな名が付けられたのでしょう。
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