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5年ぶりの史跡巡りバスツアー
岐阜県「墨俣一夜城」へ
毎年大好評をいただいていた史跡巡りバスツアー(主催:内部地区社会福祉協議会、後援:釆女城跡保存会)が5年ぶりに復活。今回は岐阜県の谷汲山華厳寺、墨俣一夜城、お千代保稲荷をめぐりました。
10月30日(水) 前夜から早朝にかけて降っていた雨も出発時にはあがり、参加者44名を載せたバスは約84kmはなれた最初の見学先谷汲山華厳時(揖斐郡揖斐川町)へ。 このお寺は延暦17年(798)の創建とされ、観音信仰の名刹寺院として有名です。 また「西国三十三カ所観音霊場」の最三十三カ所札所で結願の寺として知られています。
ここでは本堂内の階段を下りて暗闇の中を手探りで歩き、ご本尊の真下に位置する錠前を探し触れれば観音様と結縁され極楽往生ができるという「戒壇巡り」を体験しました。 寺は春の桜、秋には紅葉の名所として賑わいますが、参道の両側に並ぶもみじも紅葉にはまだ早く、参拝の人もⅹまばらで静かな古刹のたたずまいを満喫しました。
次の見学は谷汲山から南へ26kmの墨俣一夜城(大垣市)へ。 この地は美濃と尾張を隔てる国境の川長良川、犀川が合流する一帯で、付近には古くからの街道も通る要衝の地でした。 秀吉が信長の命によりこの地に一夜で城を築きその功により信長に取り立てられてゆくという話は有名ですが、真偽が定かでないなか昭和52年(1977)に発見された「武功夜話」という古文書に築城の次第が記されていることが判明。 大垣市はこれに基づいて平成3年(1991)に犀川のほとりに四層六階建て城郭天守の墨俣一夜城を建て、大垣市墨俣歴史資料館としています。
内容は墨俣築城と秀吉の歩んだ道を中心とした展示構成で、ここでは3班に分かれて観光ボランティア「ふるさと大垣案内の会」の方から資料館内に展示された築城にまつわるパネル、模型、絵図の説明を受けました。皆さんの熱のこもった郷土愛あふれる説明には、われわれ采女城跡保存会の活動に通じるものを感じました。
墨俣一夜城から南へ16km、最後の見学先お千代保稲荷(海津市)は商売繁盛のお稲荷さんです。 毎月末には月越し参りといわれ門前の店から神社まで大勢の参詣者で埋め尽くされる賑わいを見せるところですが、月末前のこの日は普段の人出のなか、わが采女城跡への来場者繁盛と保存会の隆盛を祈願してきました。
(2024年10月30日 采女城跡保存会より情報提供がありました
)
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