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北小松町太陽光発電設置場所で、ホタルが産卵する農業水路に最も近い第2調整池堤防の掘削工事が始まり、10月27日(金)事業者による3回目の説明会が開かれた。北小松自治会、内部ホタルの里を守る会(以下ホタルの会)など関係者7名が参加した。
ホタルの会として確認したかったのは下記の4点である。
1.農業水路への掘削工事土砂やダンプ搬送による土砂の影響度
2.深い掘削工事のため、農水路からの水の浸みだしの有無(農水路には、現在幼虫が生息
中)
3.調整池の南側堤防のイメージ確認
4.緩衝(植林)地帯のイメージ確認
5.カワニナの生息状態
現場写真と完成時のイメージ図(事業者の説明を基に作成)
調整池は鋼矢板の向こう側に作られ、手前側は階段状に土をもって調整池を支える堤防を築く。堤防が作られる場所の最下部は、現在の農道から5mほど下まで深堀りされており、そこに鋼矢板の土台としてコンクリート製ベースが作られ、鋼矢板を下支えしている。鋼矢板にはⅬ型アングルが溶接され長い鉄筋で堤防反対側の金網を支えている。
今回の見学により以下のことが確認できた。
1.農業水路は工事前の状態と変化なし。土砂の入り込み無く、のり面の雑草もそのまま。
2.農道面より5mほど深く掘り込まれているが農水路側からの水の浸み出しは全くない。
3.事前説明の堤防の様子がイメージできた。
4.農道のイメージは、緩衝地帯が意外と広く、木を植えれば違和感無いと思われる。
5.カワニナはかなり生存している。
温室効果ガスの削減は今年2月にゼロカーボンシティを宣言した四日市市の優先課題であり、ホタルのこともこれだけ配慮して貰えればあとは成行きを見守り、絶滅したら別場所での飼育に挑戦するしかないと考える。
(2023年11月4日 内部ホタルの里を守る会より情報提供がありました)
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