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人権講演会 開催される  

 9月16日(金)、内部地区市民センターを会場として、内部地区人権教育推進協議会主催の人権講演会が開催されました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から2年間開催を見合わせてきましたが、今回は、感染防止対策を十分に行い開催の運びとなりました。

 四日市大学の松井真理子特任教授を講師にお迎えし、「高齢者の生き方を考える」をテーマに、高齢者をめぐるさまざまな人権問題と、高齢者だからこそできる社会への貢献についてお話をしていただきました。  

 人権とは、「誰もがかけがえのない存在として幸福に生きられる。」として定義づけられますが、高齢者にはいくつかの特徴(問題点)があります。身体能力が衰える、収入の減少、新しいものへの対応が苦手、等です。これらの高齢者に発生する問題に対して、回りの人たちが、一人ひとりを大切にした対応をすることが求められます。  更に高齢者の人権課題として、免許返納による移動手段の難しさ、特殊詐欺の危険、認知症の発症、貧困、等です。 これからの社会を考えると、人口減少、社会の多様化の中で、これらの課題の解決を公の力で高齢者を支えることに限界が来ています。  

 この状況の中で、市民活動の必要性が強く求められています。市民活動とは、地域団体、NPO、ボランティア、の活動です。四日市市でも、現在、様々な形で市民活動が行われています。この活動で助けられている人もたくさんいます。認知症の人たちの意思が尊重されるよう、医療機関と地域活動が連携して取り組む活動等、高齢者だから出来る社会への貢献に、少しでも多くの方々に目を向けて頂きたいと思います。 最後に挙手で今日の講演についてのアンケートとり、参加者からは分かりやすく、非常に満足したとの感想が聞かれました。

  (2022年9月17日 内部地区人権教育推進協議会より情報提供がありました)



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