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あすなろう鉄道
内部駅前広場オープニングセレモニー開催

 3月28日(日)、内部地区まちづくり推進協議会、内部地区連合自治会、四日市市及び四日市あすなろう鉄道の主催による「四日市あすなろう鉄道内部駅前整備の完成を祝うオープニングセレモニー」が開催されました。
 四日市あすなろう鉄道にとっては昨年8月の西日野駅前整備オープンに続き2箇所目となります。
 セレモニーには森市長、国会、県会、市会議員の方々を始め地元市民の総勢約150名が参加しました。

  完成した内部駅前広場には、こにゅうどうくんライナーと自家用送迎車7台分の停車スペースと駐輪場460台(バイク10台分を含む)が新しく設置されました。内部駅の利便性が大幅に向上することになり、四日市あすなろう鉄道の利用者数の増加と市民利用者の交流の場としての街の再活性が期待されます。

 参加者からは、「学生時代から利用しているが、人間味溢れる鉄道として親しかった」。「河原田、鈴鹿の方も利用する内部駅の玄関が男前になり、多くの人の利用を期待したい」。
 内部駅長からは、「コロナ禍のリモートワークの影響で会社員の利用が減っているが、学生の利用者数は変らずの傾向。今後、海星高校の男女共学で、更に利用者数が増えることを期待しています」などの声が聞かれました。

  9年前、田中前四日市市長をはじめとする地域住民等の「近鉄内部線を存続させたい」との思いが通じて四日市あすなろう鉄道として存続し、その後昨年のクーラー付新型車両の更新に続き、今年は内部駅前整備の完成に繋がりました。

  レール幅が762mmと狭い(ナロー)鉄道事業者は、現在全国で3か所しかなく、日本の鉄道史上、貴重な文化遺産となりつつあります。
①あすなろう鉄道内部線、西日野線・・・四日市~内部間5.7Km。~西日野間1.7Km。
②三岐鉄道北勢線・・・通勤通学に利用、西桑名~阿下喜間20.4Kmの区間最長を誇る。
③黒部渓谷鉄道トロッコ電車・・・渓谷の絶景の中を走る観光ルート20.1Kmに利用。

  車社会に慣れた昨今、世界はCO2削減を柱とする環境問題に直面しています。環境にやさしく且高齢化社会における公共交通機関として、何時かあすなろう鉄道が見直される時が来るかも知れません。

  (2021年3月28日 内部社協広報部が取材しました)






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