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東原町 自治会総ぐるみ「防災訓練」

 梅雨の中休みとなり、前日の天候とは打って変わり、訓練日和の下で、令和最初の防災訓練を実施しました。 平成の時代は、地震・台風・豪雨と自然災害が多く発生し、たくさんの尊い命が失われました。令和の時代は、今後起こりうる災害から人の命を守る「減災」への取り組みが求められています。

 今年度の防災訓練では、これまでにマスコミ等で報道されてきた災害の教訓を生かすべく、 1、家庭・組単位での安心・安全訓練 2、自治会内共助訓練 の2大テーマとしました。      
  日時  令和元年6月16日(日) 9時~11時      
  場所  各家庭、各組の集合場所、緊急避難地(東原町遊園地)      
  参加  96名(大人85名・子供11名)      
  指導  四日市市消防団内部分団:三谷団長・堀班長、他3名

訓練内容 1、 家庭・組単位での安心・安全訓練
 ① 「10のチエックシート」を用いた家庭内訓練 地震直後に「10のチエックシート(訓練用)」に基づき各家庭毎に実施
 ② 「黄色いフエルト」を用いた安否確認訓練 上記チエックシートに基づく「フエルト」の掲示(予め組長指名)と、組集合場所での組長指示による組単位での安否確認を実施

安否確認-1 安否確認-2 緊急避難地集合

2、 自治会内「共助」訓練
① 災害時要援護者への支援訓練 要援護者1名を支援登録者が対応。
  (今回は要援護者の都合で訪問のみ)
② 緊急避難地(東原町遊園地)での避難状況の把握訓練 各組避難状況
  (人数・安否確認軒数・被害状況など)の確認(記録)を実施
③ 火災発生直後の近隣への呼びかけ訓練 大声で、近隣への呼びかけと、119番通報の要請を実施
④ 初期消火訓練
ア) 水消火器による消火訓練 子供、女性を中心に水消火器5台を使っての消火訓練を実施  イ) バケツリレーによる消火訓練 2列(約30~35人/列)に分かれて、バケツ20個を使用した消火訓練実施。参加者は子供・女性、高齢者など、多くが楽しく体験した

水消火器訓練 バケツリレー訓練 消火栓3人操法訓練


⑤ 消火栓操法による延焼防止訓練 男性4チームに加え、女性1チームが体験訓練を実施(放水はなし)。 東原町自主防災隊の早期設立と専門防災隊員の必要性を感じた
⑥ AEDによる救命訓練 昨年度、町内事業者のご協力により自治会内に1台設置。これを機に誰もが“いざ”の時に“人の命を救える”ようにしたい。(今回で訓練は3回目)
⑦ 煙体験による避難行動訓練 単なる煙通過でなく、ハンカチ・手ぬぐいを使った対応は勿論のこと、足元や出口・障害物確認など、避難行動時に工夫を凝らした体験訓練をした
⑧ 非常食(アルファー米)の炊き出し訓練 参加者全員分の炊き出しを実施。美味しいとの評価が多かった    
⑨その他、アンケートを実施。 別途:結果は今後の防災活動に生かす

3、訓練を終えて
① 過去3年間の防災訓練は、参加者が増加傾向(常に90人以上)にあり、防災意識が高まっていると捉える(参考:東原町自治会世帯数=87世帯)
② 訓練参加者の一人ひとりが多くの訓練を体験したことにより、今後、防災・減災への関心が高まっていくことが感じられた
③ 防災訓練を通じて多くの自治会員が集結し、お隣や自治会員同士の“絆”がいっそう深まり、災害時の“いざ!”の「共助」に繋がると捉えた
④ 内部地区自主防災協議会より支給された「黄色いフェルト」を用いた“安否確認”は、迅速・正確さの面で大変良かった。一方で、フエルト掲示の意味の誤解(逆点した捉え方)もあった。今後、自治会内での課題とした
⑤ 内部消防分団の技術的指導の下で、全般的に充実した訓練となった
⑥ 予定した訓練項目・内容は全て時間内に終了した。参加された皆さんからの評価は「良好」であった


 (2019年6月16日 東原町自治会より情報提供がありました)