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事前準備をできることから始めよう
自主防 防災研修会開催

 3月22日(金) 内部地区市民センターにおいて内部地区自主防災協議会主催「防災研修会」が開催されました。講師は自衛隊三重地方協力本部三等陸佐小田浩次氏で、災害救助・生活支援活動の現場から、内部地区の防災力を高めるために私たちがやるべきこと!をテーマに話をしていただきました。
 司会進行を安藤教育訓練部長が行い、東川会長から「自主防活動への 協力に感謝申し上げます。本日の研修を糧に内部地区の地域防災力向上を皆様とともに高めたい。」との挨拶がありました。

 東日本大震災、九州熊本地震を自衛隊の指揮官として現地で支援活動をされた講師から、生々しい現場の状況や、災害に備えるために何をどのようにするべきかについて、以下のお話がありました。

講話の概要 ( 「災害に備えて」 動画4、スライド40 )
 日本は世界有数の地震大国であり災害は悲惨である。 救助・捜索活動では1歳くらいの子供を背負い、右手に3歳くらいの子供を抱えた女性 3体の遺体に対面した。隊員達は呆然とし、自分の子供と重なって、泣きながら水筒の水で顔・頭を綺麗に洗って収容していた。
 被災地の状況を見てみると、被災者は自分のことしか考えられない。目の前のことで精一杯となる。整列云々は極一部で、ほとんどは混乱している。高齢者のわがままがひどい。お金や物品等の窃盗も横行し、多数の県外からの興味本位の見学がある。

 約90%が発生の15分以内に死亡している。その80%以上が圧死で、家具等に挟まれて亡くなっ ている。グラッと来たら玄関へ行くのが適切と思われる。

 平素の準備の差が生死の境界線
。家具の固定等、コミュニティ活性化もできることから始めよう。
 常日頃より訓練する。グループでまとまって避難することは現実的ではない。個々で避難する。とに かく早く個々で非難することを訓練する。 1週間以上経過しないと行政は機能しない。自分が避難生活を行うことを想定する。賞味期限が6ケ月程度のもので、普段食べているものを蓄え、期限が切れる前に食べ、補充する。ローリングストックを行う。好物を蓄える。飲料水は目安1日1人3リットル。
 自分の命は自分で守る。
日常の生活の中で真剣に考えているか?そのように思うだけで何もしない人が多い。災害発生時、避難生活の体験、起こってからでは遅い。起こる前に、自分の命を守るためにやらなければならない事、やっておいた方が良いことを、できることから始めよう。
 参加者からは「震災を知っているしやらなければいけないことも分かっている。災害は必ず起こる。家族防災会議 を開催し、災害に備える。」とのコメントがありました。


(2019年3月22日 内部地区自主防災協議会より情報提供がありました)



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