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内部川・鎌谷川・足見川の水位が「誰でもいつでも」見られる
危機管理型水位計の紹介

1.概要
 従来、内部川の水位は堂が山・北小松・河原田の3か所でしか見られませんでしたが、国交省は新開発の危機管理型水位計を全国8700か所に追加取付け中です。その結果内部川水系では新たに8機が設置され、合計11か所で川の水位が観測できるようになりました。今まで観測出来なかった鎌谷川・足見川にも1か所ずつ設置されています。
(参考:従来の水位計が約1千万円だったのに比べ危機管理型水位計は1/10)

 今までの通常水位計と、新開発の危機管理型水位計のそれぞれを下図に示します。


 水位計の取付け場所や水位データはクラウドと呼ばれるシステムで処理されネットで公開されているので、パソコンやスマホでいつでも誰でも水位計が設置されている場所の水位を知ることが出来ます。

2.水位データ
 インターネットで危機管理型水位計または川の水位情報で検索するとページ(https://k.river.go.jp/) が開き、地図上にマークが示されています。 マークをクリックすると場所名と水位データが表示されます。
●通常水位計は、2日間の水位データが数値グラフで記録され、閲覧できます。
●危機管理型水位計は、危険でない水位時は1日に1回のデータを記録、水位が所定のレベル以上に上昇した時には10分刻みで1日分のデータが記録され、閲覧できます。
両方とも川の断面図と「現在の水位・氾濫危険水位・堤防の天端」が図示されているので氾濫危険度をビジュアル的に観察することもできます。

水位の変化状態を表示 川の断面と水位をビジュアル表示

3.設置場所  




















4.内部地区防災としての活用
 行政側が避難情報を発表する時、これら危機管理型水位計をどのように伝えるのかは不明ですが、内部地区では、該当する地域の方々が近くの「川の水位データ」を知り、自分の地域の危険度を自ら判断して適切な避難行動につながるよう皆で勉強・工夫し、有効に活用しましょう。

5.その他
①ライブカメラ
 水位データ以外に同じネット上で内部川の川岸に取り付けられたカメラで撮影されたライブ画像を見ることができるので、防災情報として活用してください。(上の図のカメラマーク) 内部橋と河原田橋近辺の川の状態が目視できます。
 右は内部橋近辺の川の様子 (夜間でも見れます)

②関連情報
・三重県 県土整備部 河川課の発表 平成30年8月30日
「県管理河川で初めてとなる危機管理型水位計の運用を開始します」 http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/000218204.htm
・伊勢新聞報道記事2018-09-01
「ネット上で川の状態確認 三重県、伊勢市と玉城町 危機管理型水位計を設置」 https://www.isenp.co.jp/2018/09/01/22258/
・鈴鹿川外大規模氾濫減災協議会 令和元年6月3日
「水防災意識社会再構築ビジョン」に基づく各水系の減災に係る取組方針に対する各機関の取組事例
http://www.cbr.mlit.go.jp/mie/river/conference/daikibo_hanran/pdf/02suzuka/2st_shiryou-05.pdf

 (2019年11月25日 内部地区自主防災協議会より情報提供がありました)


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