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徳川家康公生誕の地、岡崎城と大樹寺へ
采女城跡保存会と内部地区社会福祉協議会が主催する恒例の史跡巡りバスツアー、今回は家康生誕の地、岡崎城と大樹寺それに八丁味噌工場を巡る旅となりました。
10月10日(木)、迫りくる大型台風19号の報道も喧しい中、中部地方はあっ晴れな岡崎様日和。家康公ゆかりの地はそこここに“おもてなし”の心があふれ、地元のシンボルを大切にしている気風が感じられました。
一帯が公園として整備された岡崎城の大手門を入ってすぐの広場にある「からくり時計塔」は、家康公の人形が30分ごとに登場し、謡に合わせて能を舞う仕掛けになっています。ボランティアの案内人さんが言わなければ見過ごしてしまうところでしたが丁寧な説明があり、この後も広い公園内を興味深い話を交えながらくまなく案内していていただきました。
ボランティアのおもてなしはこの他に、休日には若者で作る武将隊の迫力ある演舞が披露されるとのことですが、平日の今日は女武者・稲姫様が可愛く登場してくれました。
岡崎城は乙川と伊賀川の合流点へ突き出す竜頭山に砦を築いたのが始まりとのこと。天守を守るように巧みに配置された堀や空堀を見ると、自然をうまく城造りに取り入れた様子が窺え、「わが采女城跡と似ているな」・・・と密かに合点した次第。
岡崎城とセットで訪れねばならないのが大樹寺。家康の祖松平家の菩提寺として文明7年(1475)創建され、松平八代と徳川家康公はじめ歴代将軍14代までの位牌が安置されています。
岡崎城からは北3kmに位置し、安政の火災により再建された時、天守から祖父生誕の地を望める様に伽藍を配置したとのこと。この思いは現在も岡崎市民に伝えられ、大樹寺総門より真直ぐ岡崎城を拝むこのビスタライン(歴史的眺望)には眺望を妨げる建造物は建てないよう守られています。
カクキュー八丁味噌は桶狭間の戦いに敗れた今川方の家臣が武士をやめ、九右衛門と名を改め、岡崎の地で味噌づくりを始めたという。八丁の名はお城から八丁のところに位置するという由来もまさに城とのつながりが感じられました。
大きな木桶と積み上げた重し、江戸時代より守られてきた製法を今も守る味噌づくりを見学し、試食した伝統の味に納得しながら、細やかなお土産を買って帰途につきました。
(2019年10月10日 采女城跡保存会より情報提供がありました)
ファイル名:史跡巡りバスツアー10月10日岡崎城
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https://15.gigafile.nu/1020-d0107440268249db31bdd64c550bf65c
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