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四日市を通り過ぎた
台風24号への内部地区の対応


 大型で猛烈な台風24号は西日本を暴風域に巻き込みながら北上し、9月30日(日)20時ごろ和歌山県田辺市付近に上陸した。
 その後はスピードを上げて紀伊半島から中部・甲信越を東北に向けて北上し、強い勢力を保ったまま1日午前には三陸沖に抜けた。今回の台風は満潮の時刻と接近が重なり、東海地方では伊勢湾台風風以来の高潮が予想されるとして厳重な警戒が呼びかけられた。
 
 台風は30日22時ごろには津市付近にあり、勢力965ヘクトパスカル、最大風速40m、瞬間最大風速60m、時速60kmのスピードで北上中であったので、このころ四日市市を通り過ぎたものと思われる。
 内部地区では16時くらいから風雨が強まり20時10分には最大瞬間風速26.5mを観測したが、22時30分を過ぎるころから急速に衰えていった。

 台風が接近しつつある30日15時には四日市市では避難準備情報がだされ、内部地区では避難所が開設され、内部地区自主防災協議会と消防分団による出動や警戒が行われた。

国交省三重河川国道事務所のライブカメラ
 9月30日10時31分気象庁の大雨警報・暴風警報発令と同時に四日市市は警戒態勢に入り、内部地区へは市民センターに緊急分担員(4名)、避難所には開設員(3名)が配置された。職員は避難所開設や情報収集、広報車による広報活動行った。
 避難所は3か所開設され、合計で30名が避難した。
・市民センター   避難者 11名 開設時間 9/30 11時頃~翌朝
・内部東小学校    〃   14名   〃    〃  12時頃~23時頃
・内部中学校     〃   5名   〃    〃  12時頃~翌朝
                               (自主防担当者2名も23時まで詰めた)

  内部地区自主防災協議会は15時30分避難準備情報発令を受けて、会長以下4名が市民センターに出動、本部を立ち上げるとともに構成員に連絡し、自宅待機を呼び掛けた。その後情報収集、避難所の確認に出向くなど活動し、22時半に解散、自宅待機とした。

 内部消防分団は30日16時に分団員15名が市民センター前の分団車庫・事務所に出動した。その後23時30分までの間3回にわたり地域内を巡回して状況確認にあたるなど警戒を行った。
 
今回の24号台風は雨が少なかったことから、幸いにも内部地区には大きな被害の報告もなく、また9月4日の台風21号の際に起こったような大規模停電もなく幸いであった。

満潮時刻を知らせるテレビ報道 四日市あすなろう鉄道も運休
河原田水位観測所の水位データ
最高水位は30日24時時点1.49m
台風24号の経路図

 (2018年10月3日 社協広報部が取材しました)


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