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後藤家采女城落城秘話 千奈美姫ゆかりの古井戸
安全柵作り替え

 
 采女城跡の本丸と思われる主郭にある古井戸の格子覆いと安全柵が四日市中央ライオンズクラブの手で新しく、頑丈に作り替えられました。

 この古井戸は永禄11年(1568)織田信長勢の攻略をうけ采女城落城の際、城主後藤采女正の息女千奈美姫が身を投げたとされています。

 傍に立てられた案内板には、合戦の様子とともに、「この古井戸から夜な夜な女のすすり泣きが聞こえてくるとか、馬のいななきや、女人の悲鳴が細く尾を引く」という言い伝えが記されています。
深井戸にめぐらされた安全柵
 
 今年結成45周年を迎える四日市中央ライオンズクラブは「 温故知新45 奉仕の心と友情 」のスローガンを掲げて、ボランティアによる里山整備活動を続け、平成25年より年間に2~3回采女城跡の整備に取り組んでこられました。

 これまで遊歩道に木道や階段を設置してきましたが、9回目となる今年は主郭の古井戸の落下防止のステンレス製格子と周囲にめぐらした防護柵を設置しました。

ライオンズクラブが立てた市民緑地看板
井戸の穴を覆うステンレス製の格子 堀切を渡る橋 ぬかるむ湿地に渡された木道

 本格的な仕事のおかげで、采女城跡はだれもが安心して散策できるようになりました。皆さんの活動に感謝申し上げます。

 なお、これまでの四日市中央ライオンズクラブの活動の様子はこれまでにも当ホームページで紹介しています
 2014年3月3日 四日市中央ライオンズクラブが市民緑地(采女城跡)整備作業に協力
 2014年11月9日四日市中央ライオンズクラブによる采女城跡整備作業(4回目)
 2015年2月15日ライオンズクラブが釆女城跡の木道新設工事

 また、四日市中央ライオンズクラブについては公式ホームページを参照ください。

(2017年10月2日 釆女城跡保存会より情報提供がありました)


 
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