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10月2日(日)四日市市勤労者・市民交流センターにおいて、足見川メガソーラーに関する環境シンポジウムが開かれ、約60名が参加しました。 主催したのは定期的な自然観察会や南部丘陵公園内での里山保全活動、四日市の自然調査などを行っている四日市自然保護推進委員会です。
四日市市域では桜町で四日市メガソーラー(68.8ヘクタール、規模21MW)、山田町・小林町・波木町にまたがる足見川メガソーラー(94.7ヘクタール、規模50MW)の2カ所で、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の開発が進められています。いずれも四日市近郊に残っている貴重な里山を切り開いて行われることに対して深刻な危機感を抱いた同会が「四日市から緑が消えてゆく、~里山に作られる太陽光発電を考える~」をテーマに急遽計画したものです。
シンポジウムでは①里山の現状とメガソーラー計画の影響、②メガソーラー建設予定地の水生生物、③メガソーラー建設予定地の野鳥、と題してそれぞれの立場から現況と、予測される影響、課題などが報告されました。
その後㋑生物多様性、㋺里山の民有地問題、㋩環境アセスメントの3点をテーマに出席者を交えた意見交換会が行われ、水害への懸念、規制の在り方、法規制のむなしさ、地権者への配慮・支援、脅威の実態の広報・伝達、ITの利用・活用、利便な生活と環境保全活動のジレンマなどについて活発な発言がありました。
なお、足見川メガソーラーに関しては地元自治会(山田町・小林町・波木町)、「日本野鳥の会三重」、「水と空気と緑と市民生活をよくする会」が四日市市や三重県へ要望書を提出しているとのことです。
シンポジウムの詳細はこちらのチラシをご覧ください。
(2016年10月2日 社協広報部が取材しました)
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