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「地域包括ケアシステム勉強会」が行われました


 9月25日(日)、内部地区市民センター主催の「地域包括ケアシステム勉強会」が同センターにおいて行われました。これからの福祉の話とあって60代、70代を中心に53人(男22人、女31人)の参加者で会場はいっぱいになりました。
 
  第1部は講演で、第2部は①講演に対する質疑応答、②内部地区の高齢者対策の課題、③内部地区で高齢者対策を進めるにはどのような方策があるかの3点をテーマに参加者とともにフリートークを行いました。

 最初の講演は、四日市市社会福祉協議会の六代滋(ろくだいしげる)さんによる「これからの高齢者支援について」。 65歳以上の高齢者1人に対して20~64歳人口は1965年には9.1人だったのが(胴上げ型)2012年には2.4人(騎馬戦型)。さらに2050年には1.2人(肩車型)になるそうです。つまり高齢者は増加するものの総人口は減少します。そのため介護サービスの専門職だけでは介護事業を支えきれなくなる状況になっていくため、地域で高齢者を見守るシステムの構築を推進し、地域ぐるみの支え合いを進めるための仕組みとして平成29年4月から総合事業をスタートするという話でした。

 続いて、うつべ在宅介護支援センターの伊﨑祐子(いざきゆうこ)さんによる「高齢化社会における内部地区における課題について」。 うつべ在宅介護支援センターの活動として「地域を知る作業」「地域を知ってもらう作業」を大切に思っていると話されました。
 
  内部地区は65歳以上の高齢化率は四日市市内で3番目に低く、75歳以上の高齢化率は最も低いとのこと。内部地区内では高齢化率が1番高いのは小古曽で、次は波木が丘。高齢化といってもその進み方や課題、必要な対応のあり方には 大きな地域差があり、団地では高齢化が一気に進み、ご近所のふれあいが出来にくく、一方、昔からある町は集まる場所が少なくてもご近所のふれあいにより見守ることが出来る。そのように地域性により違いがあると話されました。

  第2部のフリートークでは総合事業についての具体的な質問がありました。そのほかに、総合事業が始まればお手伝いできると話される団体や、いきいきサロンなど集まる場所を作りたいとの声も上がりました。

 (9月25日 社協広報部が取材しました)

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