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内部小5年生が稲刈り
4月下旬の田植えから約4か月経った9月2日(水)、豊かに実った坂正春さんの田んぼでは内部小学校5年生が稲刈りを行いました。
児童たちは学校から約700m離れた田んぼまで長靴姿で歩いてやってきました。児童が植えた苗の世話をし、育ててきた坂さんはコンバインで周りの稲を刈り、昔ながらの脱穀機を持ち込んで準備していました。児童たちは坂さんから、自分たちが植えた苗が片手で握れないほどに株数を増やした様子を勉強し、昔ながらのやり方で稲刈り・脱穀するやり方をおそわりました。
今ではコンバインで刈り取りと脱穀が一度にできますが、昔は一株ずつ握って鎌で刈りました。脱穀も大昔は稲穂を石のようなものに挟んでそぎ取っていましたが、竹の道具に変わり、鉄が使われるようになった江戸時代には干歯こきが生まれ、明治から大正時代に足踏み式の脱穀機に進化してきた歴史も勉強しました。
児童達は昔ながらのやり方で、一株ずつのこぎり鎌で刈り、二束を藁でくくって、千歯こきと足踏み式の二通りのやり方で脱穀する作業を繰り返し体験しました。自分たちが植え、自分たちで刈り取ったお米はこの後坂さんの手でJAに持ち込まれ、乾燥、籾摺り、精米を経てお米になって、秋の自然教室で飯盒炊飯することになっています。
(2015年9月2日 社協広報部が取材しました)
千歯こき足をかけて思いきり引きます。
裏にひっくり返したり、何回も繰り返します。
順番待ちが多いので坂さんが足踏み板を動かしました。
強い力で引っ張られるのでゆっくり差し入れます。
脱穀には時間がかかり行列ができました
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近くで稲刈りしていたうつべ農園さんの大型コンバイン
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