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四日市案内人協会主催 
~「四日市あすなろう鉄道」に乗って内部地区を訪ねよう~


 NPO四日市案内人協会の5月度研修会が催され、5月9日(土)約40人が内部を訪れました。 コースはあすなろう鉄道内部駅を出発・終点として、采女城跡前、貝家町上品寺の市有形文化財釈迦如来像、北小松の堀製麺、貝家のトマト農園、南小松の中山寺で市指定天然記念物のモッコクの巨樹をまわる内部の名産と史跡名所を訪ねる散策です。迎える内部地区住民としてはまず、すっきりと晴れ渡った鈴鹿山脈の稜線と内部川の清流、渡る薫風を感じていただきたいところでしたが、あいにくの雨もようの日でした。


 内部駅に9時集合、新緑のしたたる里山沿いを采女城跡へ。この日は采女城跡保存会員による城跡整備の日で、城山のあちこちで作業中でした。
 上品寺は9世紀の開山になる由緒あるお寺ですが、釈迦如来像の安置されている釈迦堂のほか、境内には樹齢300年を超える菩提樹の木や樹齢400年以上といわれるイヌマキの巨木があり新たな発見でした。寺は立て込んだ民家に囲まれていますが、山門前の細い小路の先の小さな祠は今も「お薬師さん」と親しまれており村の中心であったようです。


 堀製麺では、月に1回開催される自社製品の店頭販売日にあたり、近くの人々が買物に来ていました。社長さんの地産地消の説明を聞きながら用意されたオリジナル製品の「よもぎうどん」の試食をいただき、工場直売品を買い込みました。




  隣の貝家町では四日市の名産となっているトマト農園を訪ねました。栽培を始めてから40年以上となる生産者の上杉さんから「高糖度トマト」の美味しさの秘密「Q字栽培」の説明を聞きまた驚き、美味しいトマトを買い込みました。




 最後の見学地、中山寺では翌日に催される「両郡大講(りょうぐんおおこう)」という15年振りの門法会(もんぼうえ)の準備に地区の寺世話さんたちが掃除を済まされたところでした。お目当てのモッコクの木のこと、お寺のことなど住職さんの説明を受けました。
 

 まだまだ見所いっぱいの内部ですが、本日は市民緑地に指定された采女城跡、市の有形文化財の釈迦如来像、昨年市の天然記念物に指定されたモッコクの木と、地域の人々の日常活動の一端を見てもらいました。

(2015年5月9日 四日市案内人協会内部地区会員より情報提供がありました)





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