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四日市あすなろう鉄道がスタート

 「近鉄内部・八王子線」が4月1日(水)から「四日市あすなろう鉄道」に移管してスタートしました。

 赤字が続いていた近鉄が2012年にBRT方式への転換を提案してから、地元住民を中心として17万人の署名活動や四日市市・四日市市議会など行政からの存続を求める運動の結果、2013年9月「公有民営方式」として鉄道の存続が決定。2014年には近鉄(75%)と四日市市(25%)が出資する四日市あすなろう鉄道が発足し、今年4月1日(水)から同社が内部・八王子線の運行を引き継ぐことになりました。


 3月31日(火)午後11時16分の最終電車には多くの鉄道ファンが見送り、4月1日(水)5時26分の初発電車の初発式を見守りました。 4月4日(土)には近鉄四日市駅前広場で四日市あすなろう鉄道のオープニングセレモニーが開かれ、四日市市長をはじめとして多くの方からのお祝いの挨拶の後テープカットが行われました。通学で利用する沿線の四日市南高校、四日市工業高校、海星高校、県立特別支援学校西日野にじ学園、四日市四郷高校の生徒代表も出席して存続が決まったことへのお礼のメッセージを読み上げました。

 列車施設や車両は四日市市が近鉄から譲り受けて保有し、これを無償で四日市あすなろう鉄道に貸し出し、メンテナンスなどの維持費も同市が負担します。列車の運行は四日市あすなろう鉄道が担当、使用料を負担することなく、列車の運行に専念します。 今後10年、50年先までも住民の足として残すために、みんなで「のって残そう、あすなろう!」。
 なおこれらの催しは新聞やテレビでも放映されました。最終と初発電車の写真はCTYから引用しました。

(2015年4月4日 社協広報部が取材しました

   
 近鉄内部・八王子線四日市駅での最終列車記念式典 最終列車 3月31日午後11時16分発
   
 四日市あすなろう鉄道内部駅での出発記念式典 初発列車4月1日午前5時26分発 
4月4日オープニングセレモニーで挨拶される田中四日市市長 挨拶に立った沿線高等学校・学園の生徒皆さんの記念写真

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