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認知症予防に効果のある運動として日本で開発されたコグニサイズの体験講座が3月27日(金)内部地区市民センターでありました。
「介護の始まりは認知症、認知症の予防は介護予防に通じる」として四日市市健康づくり課が進めている活動の一つが今回のコグニサイズを体験する認知症・介護予防講座です。内部地区では、この運動を開発した国立長寿医療研究センターから特任研究員中窪翔氏を講師にお招きして開かれ、高齢者36名(うち女性が29名)が参加しました。
コグニサイズとは全身を使った軽く息がはずむ程度の運動をしながら、計算やしりとりをしたり、出てくる色によってステップを替えたりといった脳の認知機能を働かせる運動です。
先ずは認知症についての基礎知識、85歳を超えると約半数は認知症、ウォーキングなどの運動習慣や本を読んだり、ダンスをしたりゲームなどを楽しむ知的習慣は認知症の危険度を低下させる、といったことを聞いた後、いよいよコグニサイズの体験です。
体験ではステップを踏みながら行うコグニステップと、床に置いたはしごの画を使ったコグニラダーの二つを行いました。簡単な運動ながらやってみると間違いやすく、思わず歓声が出ました。
講師からは間違ってもよい、間違ったら笑ってごまかす、楽しくやることが大切。慣れてくると簡単に出来るようになるので、だんだんと課題をレベルアップさせることで訓練効果をアップさせるということでした。
家庭で、長寿会の会合などでこのコグニサイズが広まっていくことでしょう。
なお、コグニサイズとは国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。
詳しくは国立長寿医療研究センターのホームページを参照してください。
(2015年3月27日 社協広報部が取材しました)
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