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防災講演会が開催されました


  3月20日(金)内部地区自主防災協議会主催の防災講演会が開かれ、四日市市危機管理室による出前講座がありました。

 地区の防災運営に携わる自主防災協議会のメンバーを主体に約50名が参加し、危機管理室からは二人の管理官が講師として来場され、自主防災組織の運営や防災訓練に参考となる事柄をテーマとした話がありました。





 伊藤管理官からは、内部地区は比較的災害のすくない土地柄であるが、想定すべき災害としては震度6強が襲う南海トラフ地震と内部川流域の風水害への備えが重要であること、さらに昨年8月9日から10日に襲った台風11号に際して市が発した全市避難指示に関する検証として、今後適切な避難範囲の設定、状況に応じた避難勧告の発令、迅速な避難所の開設などの課題について話されました。


 内糸管理官からは防災訓練について、地区で行われている訓練はかなり充実しているが、今後は住民一人一人の取り組み、即ち住民自らが考え行動する「自助」の取り組み、特に家具の固定がお金をかけずにすぐにできる「命を守る行動」であると話されました。ほとんどの人は災害未経験であるが故に災害時に対処できない。日頃の防災訓練は災害をイメージする上で有効であり、さらに情報は伝えられるものを待つだけでなく積極的に取りに行くことが必要であると強調されていました。


 講演の後には参加者から福祉避難所、災害時の電源確保、避難経路等に関する質問や、地域内に多く建設されている太陽光発電設備の災害時活用、「公助・共助・自助」に次ぐ第4の活動として「近助」(近所力=隣同士の連携)が重要であるなどの提言がなされ、たいへん有意義な講演会でした。

(2015年3月20日 社協広報部が取材しました)


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