史跡めぐりバスツアー 巨岩に築かれた奇城、苗木城跡を訪ねて |
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好天に恵まれた10月16日(木)、内部地区社会福祉協議会と采女城跡保存会が主催する今年の史跡めぐりバスツアーは中津川市の高森山に築かれた苗木城跡を訪れました。 苗木城は戦国時代の1530年ごろ遠山氏が植苗木からこの地に城を移して始まり、秀吉の時代には一時苗木城を追われますが、江戸時代になると遠山友政が1万521石を領して復活。その後遠山氏は明治維新までの260年間、12代にわたり国替えなく、苗木領を治めました。 |
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頂上には天主を構造を復元した展望台が巨岩の上に組まれています |
城は中津川市を東西に流れ貫く木曽川の右岸、高さ432mの通称城山にあります。露出した巨岩に石垣を巡らせ、岩の上とわずかな平地に張り付くようにして郭を配置した城は明治時代に取り壊されて現在は石垣と礎石が残るだけとなっていますが、復元CGによればまさに奇城の趣があります。
参加者43名は城山のふもとにある中津川市苗木遠山資料館を訪れ、学芸員の方から城と遠山氏について分かりやすいお話をしていただいた後城山に登りました。登るに従ってさまざまな積み方の石垣と巨岩が現れてきて、立ち止り思わず岩を見上げていました。 |
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CGにより復元した苗木城の様子(ポスターより引用) |
苗木遠山資料館の学芸員の方からは大変わかりやすく解説していただきました。 | 巨大な岩と石垣を組んだつづら折れの道を 登ります |
巨岩の上に組んだ天主櫓の木組み |
眼下の木曽川からの標高差は170m その向こうには中津川の市街が広がる |
大門前の広場で記念撮影 | 中山道馬籠宿は苗木城跡からは車で約30分のところです |