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珍虫発見!


 頭の先に扇のようなものがある細長い紐のようで、胴は
幅3~4mmの扁平で長さは約20cm、まるで目がついている様に頭で何かを探している様子の珍しい生き物を波木が丘町の小林宏祐さんが自宅の庭で発見しました。ネット経由で大学の先生に教えてもらったところ「コウガイビル」と判明したそうです。

 先生からの情報によると『コウガイビルの名前は「公害」ではなく「笄(女性の髪飾り)」で、頭の形を髪飾りに見立てて名付けられたもの。毒や牙、爪、角など武器はなく、人間に対する悪影響は一切ありません。見た目があまり気持ちの良い生物ではないので、ちょっとびっくりする程度。それよりも、ナメクジやミミズなどを食べる捕食者ですので、ある程度生態系が豊かであることを示すと言えます。』とのことでした。

  ヒルの名前が付いていますがヒルではなくプラナリアの仲間だそうです。プラナリアと同じように、コウガイビルも分裂や再生によって全く同じ個体を増やすことができるそうです。体を半分に切断して再生能力を調べたところ2週間で再生したという高校の生物班のおもしろい研究レポートがネットにありました。そのほか興味のある方はネットでお調べてみてください。

(2014年9月16日 社協広報部が取材しました)


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