昭和18年9月15日に当時の三重郡内部村は四郷村と共に四日市市に合併して今年で70周年となります。合併の経緯は「わが郷土うつべ」に詳しく述べられていますが、「当時の内部村は北に四郷村と日永村をひかえる純農村地帯でしたが、大正11年に三重鉄道により日永・内部間が開通して四日市との交通が至便となり、更に昭和13年に海軍燃料廠の職員用住宅288戸が小古曽地区(中堀町・高塚町・東原町)と日永地区に建設されるに及んで、市域と密接不可分の関係となったことを背景に、三重県の働きかけにより実現した」とあります。 内部地区では70周年を記念する記念誌発刊のため連合自治会・地区社会福祉協議会・婦人会・長寿会を中心に「四日市市合併70周年記念誌編集委員会」をつくり準備を進めてきました。自治会や社会福祉協議会・婦人会・長寿会・采女城跡保存会・うつべ町かど博物館から選ばれた16名の編集委員が分担して資料収集や原稿執筆に当たり、昨年の夏以来13回にわたり編集会議を開き、終盤に入ってからは1ヶ月に6回の校正部会を持つなど精力的に作業を進めてきました。 記念誌はA4版、96ページで、郷土の町や社会の歴史・自然・史跡・旧跡、地域づくりに貢献した諸活動のほか、花祭りなどの伝統行事・ガラガラなどの食文化・方言・内部の歌など地域に伝承されてきた生活文化を写真と共に紹介しています。 発刊に当たって地区社会福祉協議会の特別会計(愛の募金)や連合自治会の負担、財団法人くわしん福祉文化協力基金の助成から支援をいただいています。 この記念誌は自治会加入5,200世帯に配布するほか、地域内の小中学校や企業・公共施設他に寄贈しますが、希望者には1部500円でうつべ町かど博物館において販売しています。 関連事業として11/13(水)内部地区市民センターにおいて、市博物館学芸員廣瀬毅さんによる「郷土誌発刊記念講演会」を計画しています。 (2013年11月13日 社協広報部が取材しました) ページトップ 前のページに戻る |