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わが町の歴史「中堀町今昔物語」刊行


 中堀町自治会(133世帯、山本武夫会長)では平成25年に自治会結成70周年を迎える記念事業として、10月には「中堀町防災必携」を作成・配布していますが、このほど第2弾として「中堀町今昔物語」を刊行しました。

 この冊子は自治会から選ばれた10名の編集委員が5月から11月までの半年間かけて、地区の歴史や町名の由来、町発足以来の出来事を周辺の史実・世相や多数の写真と共に36ページにまとめ、自分たちで印刷・製本したものです。
 古代から現代までの地区の歴史は四日市市史や小古曾町郷土史・隣の日永郷土史を参考としましたが、昭和18年、町が発足した以降の歴史は133世帯の全住民にアンケートと資料提供を呼び掛け、住民の記憶に残る出来事や寄せられた写真・年長者の思い出話、周辺の史実等を10年単位でまとめました。

 自治会の単独事業でこのような郷土誌を作ることは珍しく、マスコミでも取り上げられ読売・中日・伊勢の各新聞で報道されました。新聞を見て、他所に移り住んだ元住民からの「懐かしくぜひ欲しい」といった依頼や町名に関する問い合わせも寄せられたとのことです。

 中心となって進めた山本会長は「住民総参加で作成したことで町への思いが深まり、お互いの絆を深めることができた。また次の世代に引き継ぐ歴史ができた」と成果を語っていました。
 来年3月には三つ目の事業として記念植樹や屋台・昔の遊びなど子供対象のイベント、ギター演奏会やグラウンドゴルフ・卓球大会、町民文化祭などを2週間にわたり繰り広げるイベントが計画されています。
 
 中堀町自治会は「住んで安心―中堀町」をキーワードに「絆・健康・安心なまち」づくりを3つの柱として自治会活動に取り組んでいますが、この記念事業は町誕生70周年という節目をうまく活用した事業を組み立ててまちづくりに繋げたこと、さらに四日市市の個性あるまちづくり助成金を活用して少ない住民負担で行おうとしていることなど、自治会活動の好事例と言えるでしょう。

(2012年12月18日 社協広報部が取材しました)


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