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平成24年度内部地区福祉講座第3回
地域で支える子育ち支援


 ボランティア虹の会と内部地区市民センターが主催する平成24年度内部地区福祉講座の第3回が1月27日(火)内部地区市民センターでありました。

 第1回高齢者福祉(9/25采女の里、西元一晃さん)、第2回障がい者福祉(10/30わかたけ萩の里、小西智久さん)と続いた講座の最終回では、子育ち支援をテーマにNPO法人体験ひろば☆子どもスペース四日市(以下子どもスペースと略)の理事長水谷孝子さんから虐待の実態や子供を取り巻く環境、子育て支援のいろいろな事業、子育ち支援の考えと地域や親の子供との付き合い方まで、豊富な事例と体験に基づいたお話がありました。

 講演の中で、日本の子どもの自己肯定感の割合が外国に比べて著しく低いとの調査データ(
下表のデータには、参加者から大きな驚きの声が上がりました)から、「日本では常に100点を求める完全思考、足りないところを克服する頑張りが要求されている」として、子どもが自分に自信を持って成長していくために親の価値観を押し付けない、子どもの視点に立った接し方が大切であると強調されました。最後に「子どもや孫に対してはうっとうしい小母さん、おじさんにならないように」には、ほとんどが高年齢の参加者から納得と共に笑いがおこりました。

 子どもの自己肯定感 国別比較(%)
15歳の青少年の意識 2011年2月調べ
(自己肯定感とは他人からの承認ではなく、自分で自分のことが好き、イケる存在だと思えること)
日本 米国 中国 韓国
 自分は価値のある人間である 7.5 57.2 42.2 20.2
 自分を肯定的に評価する 6.2 41.2 38.0 18.9
 自分に満足している 3.9 41.2 21.9 14.9
 自分は優秀だと思う 4.3 58.3 25.9 10.3
                                       水谷さんの資料から引用しました

(2012年11月27日 社協広報部が取材しました)


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