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史跡めぐりバスツアー「小谷城跡と長浜散策」

 内部地区社協と采女城跡保存会が主催する今年で9回目となる史跡めぐりバスツアーは、10月17日(水)、浅井三姉妹誕生の地小谷城跡と古い街並みが保存された湖畔のまち長浜の散策に出かけました。

 浅井氏の居城小谷城は信長との激しい攻防戦が行われた山城で、その歴史と物語は昨年の大河ドラマで有名となりましたが、山城の遺構をよく伝えているだけでなく激戦の跡が各所に残り、昭和12年(1937)に国指定の史跡に指定されたほどの歴史遺産です。


浅井氏の居城小谷城は国脇往還沿い、北陸路と中山道の要所を押さえる重要な地に位置している


 前線の影響で曇り空の中、参加者45名は長浜市郊外に位置する小谷城跡へ、ふもとから標高約300mの史跡入口までは約10分のシャトルバスで上り、1番の番所跡から10番の本丸跡まで約1.5kmの史跡を探訪しました。(小谷城跡案内図はこちら)
 小谷山の稜線に沿って配置する曲輪の案内には「小谷城語り部」ガイドさんがついて丁寧に説明していただきました。我らが采女城跡とは比べ物にならないスケールの大きさとよく整備された山城の遺構、戦国の歴史の残る事跡の数々を大変興味深く楽しむ事ができました。

 午後からは雨の中、信長の家臣時代に秀吉が治めたこともある長浜の街並み散策です。「長浜戦国大河ふるさと博」と銘打って観光キャンペーンを展開していました。国指定の重要文化財の大通寺を見学した後古いたたずまいが残る町並みを散策しました。

 歴史を訪ねるバスツアーはこれまでに下記のように行っています。
  平成16年(2004年) 伊吹町「京極氏城館跡(上平寺)」
  平成17年(2005年) 「安土城跡」と信長の館・八日市凧博物館
  平成18年(2006年) 日本三大山城、女城主の「岩村城址」
  平成19年(2007年) 武田と徳川攻防の城「高天神城跡」
  平成20年(2008年) 中世の城跡「佐久良城址」と国宝彦根城
  平成21年(2009年) 伊賀「丸山城址」と上野城
  平成22年(2010年) 「水上城址」・大池寺と琵琶湖博物館
  平成23年(2011年) 「田丸城跡」探訪と伊勢神宮内宮参拝

(2012年10月17日 社協広報部が取材しました)

 虎御前山展望所、攻め手の信長の本陣があった虎御前山が眼下に見える 尾根筋に沿って築かれた曲輪の間は急坂で繋がり、道にはアベマキのドングリがたくさん落ちていました  大広間跡、お江が生まれたとされる曲輪跡、千畳敷とも呼ばれ城内最大級の曲輪跡 
 
桜馬場跡、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のロケの中心となった場所、城内随一のパノラマがひろがり、湖には竹生島がみえる 真宗大谷派の別格別院で境内は七千坪、建物と内部の襖絵の多くは重要文化財に指定されている 長浜は古いたたずまいを残した街並みに、たくさんのお土産屋さんが並んでいました

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