四日市でも初めてとなる、地域住民が主催する麻薬・覚せい剤乱用防止のフォーラムが7月11日(水)内部地区市民センターで行われ、94名の参加者があり、会場の会議室は人であふれました。 内部地区は有害薬物の元となるケシが多く確認されており、今年度のケシの拔去数は市内で1位となることが四日市市保健所の調査で明らかとなっています。こうした中、連合自治会では薬物乱用防止指導員が中心となって四日市市保健所の協力を得て地域住民を対象としたフォーラムを開催したものです。 フォーラムは3部に分かれ、最初に「ダメ。ゼッタイ。薬物乱用は脳を破壊する!」と題したDVDを観賞し、薬物乱用が身体の各器官への障害だけでなく、脳が委縮して破壊され、幻視・幻覚や知能低下、運動能力低下、攻撃的行動などの人格破壊に至る恐ろしいものであることを勉強しました。次いで四日市市保護司会会長である中村文子氏が「今、社会での薬物乱用の実態は・・・」と題して実際に経験された事例を取り上げ、自分の人生だけでなく、家族をも破壊してしまう悲惨な実態を分かりやすく話されました。 最後のパネルディスカッションでは「みんなで考えよう~薬物乱用防止は地域の力で~」をテーマに、四日市市薬物乱用防止協議会会長瀬川憲生会長をコーディネーターとし、南警察署・保護司会・PTA・薬剤師会・保健所から5名のパネラーが参加して、四日市市の薬物乱用の実態と地域として取り組むあり方について意見が交わされました。この中で最近問題となっている脱法ハーブについても四日市市での取り締まり・指導の実態が話されました。 (2012年7月11日 社協広報部が取材しました) ページトップ 前のページに戻る |