内部地区市民センターが主催する環境講座「内部地区の自然環境を守り育てよう―ホタルに愛される内部地区を目指す―」が4月19日(木)波木町のわかたけ萩の里で開かれ33名が参加しました。 この講座はホタルが喜んで住みついてくれる、ホタルに愛される内部、多様な生き物であふれる自然、そんな内部を目指すことを目標として、自然に親しみ、関心を持ち、行動する人を増やそうと内部地区市民センターが連続講座として企画したものです。 今年の1月25日に開かれた第1回目の講座ではいなべ市立立田小学校元校長の伊藤国雄さんからホタルの生態についての話がありましたが、第2回目となる今回も伊藤さんを講師に迎えゲンジボタルの餌となるカワニナの生態と生育する環境について解説がありました。 川藻や落ち葉などを食べるカワニナは農薬や生活排水が流れていないきれいな流れに住み、ホタルの幼虫はそのカワニナに穴をあけ中身を溶かして食べること、だからカワニナのいないところにはホタルはいない。しかしホタルの幼虫は流れの中の石の下などに住みつくので、たとえカワニナがいてもそのような条件が整わなければホタルは生息しない、など映像を使って説明されました。 その後内部川支流の足見川右岸の波木町高城地区にある田んぼに移動して、畔の水路にいるカワニナを観察しました。 伊藤さんによるとこの地区では、ホタルは6月上旬、時の記念日ごろから飛びはじめ、夜の8時から9時ごろがいちばんよく光るので子ども達と一緒に観察してほしいと話されていました。 この様子はCTYで放映、伊勢新聞でも報道されました。 (2012年4月19日 社協広報部が取材しました)
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