トップページ>うつべのできごと>かわらばん>2012年


歴史講演会
「戦国を生き抜いた采女城と後藤氏」

古文書の資料を元に講演される駒田利治先生 采女城跡保存会が主催する歴史講演会が3月17日(土)内部地区市民センターで行われ、50名を超える人が参加しました。
 郷土の歴史を勉強する歴史講演会は平成15年采女城跡保存会が発足して以来ほぼ毎年開かれ、8回目となる今年は三重県史編集委員の駒田利治先生が「戦国を生き抜いた采女城と後藤氏」と題して講演されました。

 中世における伊勢の国は中央政府の支配する荘園の他に、伊勢神宮が治める御厨(御園)が三重郡に42カ所、朝明郡に28カ所もあることが特徴で、支配構造が入り組んで俗に北勢48家といわれるほど多くの中小勢力が割拠していました。

 駒田先生は一次史料である古文書を読み解きながら、後藤氏の動きが直接記された史料は少ないけれども、中世内乱期の北伊勢の豪族である伊勢国十カ所衆や北方一揆衆(一揆とは豪族の意)の動きを記した古文書や、羽柴秀吉が毛利輝元に宛てた小牧山の戦いの書状などから、後藤氏もまたこの地方の豪族の雄として室町から戦国時代にかけての激動の世を生き抜いてきたのではないかと解説されました。

 漢字ばかりの史料を読み解いて古の世の動きを分かりやすく話され、何百年も前の郷土の歴史が身近に感じられてきました。 なおこの催しはCTYで放送、伊勢新聞で報道されました。

(2012年3月17日 社協広報部が取材しました)


15世紀中頃の伊勢・伊賀・志摩の図
伊勢国十カ所人数・北方一揆の勢力図
下方中央に采女城(後藤采女正)が
記されています

ページトップ

前のページに戻る