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うつべ町かど博物館がリニューアルオープン

杖衝き坂中間のすぐそばに位置する町かど博物館
 うつべ町かど博物館が南へ約100m移転し、2月1日(水)リニューアル開館記念式典が行われ、内部地区住民のほか四日市市や桑名・川越など市内外から約110名が参加しました。

 新しい博物館は四日市市采女町の杖衝坂のそばの開けた角地にあってよく目立ち、建物もこれまでの約2倍に広くなって展示物や説明など充実した内容となっています。内部地区の歴史と文化をテーマにした手作りの博物館には、地区の埋蔵文化財や江戸時代から昭和30年ころまでの生活用品やパネルが展示されています。

 式典では来賓の連合自治会原田会長と社会福祉協議会木田会長の祝辞のあと、家屋と土地を提供して頂いた辻岡さんと東川さんに感謝状と記念品が贈られました。
 東海道と四日市宿について講演する廣瀬学芸員 その後四日市市博物館の出前講座として学芸員の廣瀬毅氏による「四日市宿と東海道について」の講演が行われました。
 多くの旅人が往来した東海道の中で、広く世間に知られた四日市宿の名所として冨田の蛤と蜃気楼、羽津の妻夫(みょうと)岩、追分の賑わい、采女の杖衝坂のお話やエピソードの数々など、参加者の皆さんは初めて聞く廣瀬氏の話に聞き入っていました。特に杖衝き饅頭は四日市の名物として全国的に有名であったとの話は地元の銘菓であるだけに印象に残りました。 
 式典と講演の間には地元采女町南部のキルトサークルの皆さんによる呈茶のサービスもあり、野立ての雰囲気でおいしい抹茶を楽しみました。
 うつべ町かど博物館では地域のコミュニティの場として地域の皆さんに利用していただいたり、東海道ウォーキングに訪れる人たちに、杖衝坂に古くからある井戸の水を使ってお茶の接待をしたり、特産品を販売したりすることも将来は考えたいとしています。


 この催しは中日新聞、伊勢新聞、CTYで報道されました。

(2012年2月1日 うつべ町かど博物館から情報提供がありました)


博物館前庭 挨拶する東川館長 呈茶席

新しい博物館の位置はポインターのところです
地図に「うつべ町かど博物館」と表示してあるのは旧博物館の位置です

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