昭和12年に完成した内部小学校の旧講堂には左手正面に縦90cm、横2m50cmの大きな書額が掛けられていました。「惟義是重」と書かれ(漢文体なので右から「おもうにぎはこれおもし」と読む)揮毫は三重県伊勢市選出の衆議院議員25期連続当選した政治家尾崎咢堂翁で、裏面には講堂落成を記念して寄贈した旨の裏書があります。
昭和54年に講堂が建て替えられて以来、この書額は内部小学校の倉庫に保管されていましたが倉庫内の整理に際し今年の5月以降うつべ町かど博物館に寄贈され保管されています。 今年の内部地区文化祭ではうつべ町かど博物館のコーナーでこの書画を公開していますが、このたび中日新聞と伊勢新聞で取り上げられ広く世に知られることになりました。 町かど博物館では、書額は傷みがひどく現状では展示公開は困難な状況、修復にはかなりの費用がかかることから地域全体で対応を考えているとのことです。 「憲政の神」といわれる尾崎咢堂翁の記念館は生誕の地相模原市と、少年時代を過ごし、選挙区地盤であった伊勢市にあります。 (2011年12月26日 社協広報部が提供しました)
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