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小学生が昔のくらしを探訪
 
 年度末押し迫る3月18日、内部小学校3年の児童の皆さんが「竈の家」を見学に来てくださいました。
 
  「一年間昔の道具や暮らしについて学習してきたけれど、小学校のすぐ近くに昔の家の造りを残した民家があるとは知りませんでした。あまり時間がないので写真だけでも撮らせて頂ければ・・。」そう言って3年生の担任の先生からお電話を戴いたのも、先生方が下調べに見えたのもその僅か数日前のこと。最初は見学まで念頭に置かれていなかったのでしょう。けれど、一目で気に入ってくださって、そこからとんとん拍子に話が進み、彼岸の入りの暖かな陽気のその日、大勢の子供たちの歓声が「竈の家」に響き渡りました。

  見学が決まってから数日の間に、まさか事前学習を済ませてあるとは思いもよりませんでしたが、きちんとプリントアウトした資料を手に熱心に見入るこども達、学習したことの実物を見せることができて喜ぶ先生方、翌日に卒業式を控えながら予行演習の合間を縫って訪ねてくださった校長先生、皆さんの輝く笑顔を見て、この家をまちかど博物館に登録してよかったと心底嬉しく思いました。

 そしてもし、来年も継続して社会見学の場に活用していただけるのなら、まき割りやかまどの火付け体験などもう一歩踏み込んだ体験学習の場にしていければよいがなとも思いました。


 (2010年3月30日 「竈の家」から情報提供がありました)

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