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北小松の農地で新たな環境プロジェクトがスタート
(竹鶏物語3Rプロジェクト)
9月20日付け伊勢新聞の報道

 北小松町の畑で新たな環境プロジェクトが始まりました。 9月19日(土曜日)、このプロジェクトを進める四日市大学エネルギー環境教育研究会の皆さん、四日市大学学生、地元からは北小松ファーム、北小松自治会、老人会、エコかわせみの皆さんが北小松の堀善澄さんの農地に集まり全員で畑の土づくりに汗を流しました。

 四日市大学エネルギー環境教育研究会が環境省の「循環型社会地域支援事業」の助成を受けて取り組んでいる、学校給食など事業者から出る生ごみの処理と里山荒廃の一因となっている竹林の活用とを鶏を介して組み立てた資源循環プロジェクトです。
  事業者から出る生ごみと竹を粉砕した粉に特殊な分解酵素を混ぜ、処理して鶏の飼料とします。この飼料で育った鶏は免疫力が強くて病気になりにくく、卵もおいしい、その上鶏糞の臭いが少なく周辺への影響も少ないといったことが明らかとなっています。 「竹鶏物語」のネーミングはここから生まれました。


 生ごみリサイクルからスタートした次のリサイクルの輪はこの臭いの少ない鶏糞の利用です。内部地区市民センターの仲介で、研究会のこのプロジェクトに賛同した北小松堀善澄さんから農地を提供してもらい、この鶏糞を堆肥化して地元で野菜を育てる実験農場がスタートしましました。

 ここで育つ野菜が今までにない味を生み、地域の産品に育って地域の食卓にもどる、研究会の構想は生ごみから始まって食品に完する循環型地域社会のモデルを目指しています。
竹鶏物語の卵は黄身も白身も固く、ぷっくりととして崩れません
 この日はまずトラクターで土を起こした後、中の石を手で取り除く作業です。1日がかりの作業でしたがお昼には近くの北小松「憩いの広場」で野外調理の「卵かけごはん」をいただきました。お米は堀さんの田圃のとれたばかりの新米、卵は勿論「竹鶏物語」、おいしさ満点の卵ご飯でした。
なお、この様子は伊勢新聞でも報道されました。


(2009年9月24日 社協広報部が取材しました)
 
全員で石を拾ってトラクターのバケットに入れています 立派な小屋があり催し物にはぴったりの「憩いの広場」

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