よく晴れ、冷え込んだ12月13日早朝6時、四日市市北小松で新年の無病息災、五穀豊穣を願う伝統行事「どんど焼き」が行なわれました。地元で活動する「北小松どんど福寿会」が5年前から復活させたもので、会のメンバーを始め地域の子供たちからお年寄りまで約80人が見守りました。 2週間前から会のメンバーは鎌谷川北方の田の中に青竹と丸太を組んで直径約3m・高さ約8mのどんどのやぐらを準備してきました。6時の時報と同時に周囲から火をつけるとものすごい勢いで燃えはじめ、ぱちぱちとはぜてあっという間に炎は空高く燃え上がりました。この後焼けた火でおもちを焼いていただきました。 どんど焼きは半世紀前ごろまでは12月7日の「山の神」の行事として行われ、子どもたちは木を芯にした青竹を立て懸けたどんどをつくりその中で寝て、朝早くに焼き、火がおさまってから学校に行ったものだそうです。都市化とともに失われつつある地域の伝統行事を守り、次ぎの世代に伝えようとするこのような活動は、街づくり・地域作りのためにも大いに進めてほしいものです。 (2008.12.13社協広報部が取材しました)
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