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環境未来塾 特別講座
「瀬木 直貴監督」 講演会

 内部地区市民センターが主催した環境未来塾の特別講座として、去る12月6日(土)に地元前田町出身の映画監督 瀬木直貴氏の講演会が内部地区市民センターで開催されました。監督は当日なんと!自転車で会場まで来られました。さすが環境の映画を撮られただけあってご自身もエコには積極的です。勿論マイ箸もいつも持参していらっしゃるそうです。  

 講演会がスタートしました。石田館長の挨拶の後いよいよ瀬木監督の登場です。監督は小学生の時教科書で見た水俣病の写真をきっかけに報道の道に進みたいと思うようになり大手の新聞社の試験をいくつかトライしたものの残念、映像で訴える仕事に方向転換し映画監督になられたという裏話も語ってくださいました。そんな監督は数ある作品のうちいくつかの映像をダイジェスト版で見せながらお話されました。

 驚かされたのは、山がちの地に一人で暮らす老女マリアの心の葛藤を描きながら地域の人の輪のあり方を問いかける作品「坂の上のマリア」の中のウォークラリーや、丹波哲郎や吉行和子出演の作品「千年火」の中の神事火祭りも監督が提案して映画のシーンの中にいれたもので、それが映画の中だけでなく今も町の行事として続いていると言うお話です。監督はまちづくりアドバイザーとしてもとても地域に貢献されていらっしゃるなぁと感心させられました。

 そして今回の作品「KIZUKI」を通して環境問題に国境はないと言うことを私たちに伝えたいとお話になられました。また「小さなことから無理をせずに始めよう」とも訴えられました。いろんな場所での監督の実体験を通してのお話がほとんどだったのでとても説得力がある講演だったと思います。
 70人を超すたくさんの方たちの参加を心より感謝したいと思うと共に瀬木監督の想いが一人でも多くの人に届いてくれれば素晴らしいと思いました。


(内部地区市民センターから情報提供がありました)

講演会に先立って石田館長が挨拶 約70名の聴衆が熱心に聞き入りました ご自分で経験した事例を基に、わかりやすい言葉で、人間にとってとても大切な事を話されました

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