うつべ町かど博物館では今年3回目となる特別企画として「郷土の百歳」写真展を7月2日から30日までの約1ヵ月間開催しています。 内部地区には百歳以上の次の長寿の方、 辻シズエさん(107歳)、 坂実さん(101歳) 寺田たけをさん(101歳) が在住で、その3名の方はすべて采女町に住んでおられます。采女町はいわば四日市の長寿地区といえますが、同じ町内に位置する「うつべ町かど博物館」ではこの3名の方が生きてこられた百年を振り返り、生き抜いてきた家族の歴史と、激しく移り変わった内部と日本の歴史を広く地域の皆さんに知っていただこうと写真展を計画しました。 ご家族の協力を得て貴重な写真の提供を受け、また広く自治会や長寿会にも協力をお願いした結果、多くの方から内部地区の古い写真や当時の時代を物語る写真の提供があり、たくさんの写真・資料が集まりました。 展示会では約60枚の写真とアルバムなどの資料30点が並べられ、伊勢講で伊勢神宮参拝の際定宿であった旅館大安での記念写真、満州事変で出征兵士を送る内部駅前の壮行写真や尋常高等小学校陸上部の優勝記念写真など懐かしく珍しい写真が展示されています。 開館当日は坂実さんがご家族の付き添いで自分で電動車いすを運転してお見えになり、懐かしい家族写真を指でさしながら一人ひとりの名前と境遇を語り、その記憶の確かさに周りのみんなはただ感嘆するばかりでした。 この写真展は7月30日までの開館日(毎週水・土・日と祝日の9時~12時)に開催されています。皆さんのご来館をお待ちしています。
(うつべ町かど博物館運営委員から情報提供がありました) ページトップ 前のページに戻る |