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防災講演会
会場となった地区市民センター会議室には大勢の人が出席しました
 2008年1月19日(土)内部地区防災協議会主催の防災講演会が内部地区市民センターで開かれ、約40名の地元住民が熱心に聞き入りました。
説明する講師の堀氏
 内部地区防災協議会は一昨年地震などの大規模災害を想定した防災システムを策定し、昨年はこれに基づいて四日市市と共同で大規模な防災訓練も行ってきました。今回の講演会は防災システムの定着と災害への備えを生活の中に組み入れる、防災意識の定着を目的として行われたものです。 講師は三重県防災コーディネーターの堀善澄氏で、約1時間半の講演は災害への備えについて最近の事例に基づいた具体的で中身の濃いものでした。

 なお講演の概要は以下のとおりです。(文責は当HPにあります)

1.1995年の兵庫県南部地震(1995.1.17火曜日、マグニチュード7.3、震度7、死者6,434人)とそれ以降に発生した2004年の新潟県中越地震、2007年の能登半島地震、2007年の三重県中部地震(亀山)について被害の分析とそこから得られた教訓として、 死者の80%は建物内の直接死でそのうち半分は65歳以上の高齢者であることから、昭和56年の建築基準法改正以前の古い建物は耐震化すること、家具の転倒防止を行うこと、災害は広範囲で起こり、道路も寸断されるので救助隊は来ない、救助活動は住民が主体であること、そのための仕組みつくりが大切であること、避難所生活がが長期化するので避難所の運営管理の訓練などが重要であること。

2.四日市市は東海・東南海地震の両方の影響を受け、特に内部地区は小古曾駅―日永病院―生桑を通る養老・桑名・四日市断層の上にあることから大きな揺れと被害が予想されること。

3.そのためには、災害の発生は避けることができないので、被害を少なくする減災がの考えが重要。 それを進めるためには一人一人が気づき(明日は我が身)、考え(シナリオを想定して事前にやっておくことを考える)、行動する(事前に準備、発生時の訓練、災害後の訓練)こと。

(2008年1月19日 社協広報部が取材しました)
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