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杖衝き坂の清掃が行なわれました
 8月5日、三重県の史跡にも指定されている、内部地区の史跡名所「杖衝き坂」が地元の皆さんにより清掃が行なわれました。

 采女町南部自治会、坂の上地区の皆さんは毎年行なわれる地区清掃のうち8芭蕉句碑の裏にある二本の古井戸(普段はふたをしてある)月の夏季清掃には杖衝き坂を整備してきました。8月5午前7時半ごろから地区の皆さん約30名がそれぞれ道具を手に集まって、坂の両脇の除草、張り出した枝の伐採、芭蕉句碑周辺の清掃、2本ある井戸の清掃などに汗を流しました。

 参加した皆さんのお話によると、このこの井戸はかつては地区の生活用として使われてきたもので、子どもの頃水を汲んで坂を往復したという方もありました。 またこの清掃はずっと昔から(かなり年配の方の、そのおじいさんの時代より以前から)地区の担当として続けられてきたとのことです。

 この日南部自治会では全域で夏季清掃として側溝や川の泥上げ清掃が行なわれていました。地区の真ん中をとおる旧東海道と杖衝き坂には、最近では街道歩きのブームや近鉄のウォーキングイベントなどでたくさんの人が訪れています。地元の人によって毎年続けられている地区清掃や史跡の手入れは自分たちの町をきれいにすることばかりでなく、歴史を後世に伝え、また訪れる人たちへのもてなしの面でも有意義な町つくり活動であると思われます。


(2007年8月 社協広報部が取材しました)

史跡の碑、芭蕉の句碑の周りの清掃 杖衝き坂沿道の草刈、枝払い 井戸の中にはきれいな水

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