トップページ >お知らせ>内部の動き >鎮守の森に学ぼう
7月15日(土)四日市市内部地区市民センター主催による「鎮守の森に学ぼう」が、同地区波木町の加富(かふ)神社で行なわれ、親子16名が参加しました。加富神社は天智天皇の時代(667年頃)に鎮座したといわれる古く由緒のある鎮守の森で、森の西側ではスダジイ・タブノキ・アラカシ・サカキなどの常緑広葉樹主体の遷移が進み、東側にはヒノキの植林による人工林が成立しています。今回は、このタイプの違う2つの森林の「自然度調査」と、土壌動物による「健康状態調査」を行いました。講師は日本植物分類学会会員保黒時男氏(植物)と三重昆虫談話会会員天春明吉氏(昆虫)との指導により行なわれ、森の「自然度」と「健康状態」調査結果がそれぞれ数値で示され、自然度の高いところでは植物の種類・量的に、また、土壌動物についても種類・量的に多いことがわかりました。さらに森には、目に見えない小さな虫から大きな虫や鳥・植物など、たくさんの生き物が住む巨大家族で、それぞれが役割をもって生きていることを学びました。現在、三重県では森林税導入が検討されており、私たち県民も森林の大切さを知るよい機会を得ました。
。
|